刀剣乱舞をやってる人に軽率に資料本を買おうよ!とお誘いする記事

刀剣乱舞たのしいです!!!!
 
流行に乗ってます! 事前登録してたのに「延期っス」って言われた時はがっかりしましたが、思ってた以上にすごくたのしいゲームだったので、いまはわざわざ延期してまでこんなに完璧にしてくれてありがとうという気持ちです。どんどんバカスカやってます。初日に三日月宗近*1を引き当てたのでウヒョーーと大変嬉しかったし、それが、まさかのほがらかマイペースじじいキャラだったので、ものの見事に沼に墜ちました。
まいにち楽しいです。
 
そして特に刀のこと詳しいわけではなかったので、軽率に日本刀の本を買いました。
すぐ!すぐそうやって、資料って口実つけて本を増やす!!
だってさあ、刀とか、そんな、作り方とか、その歴史とか、使ってた武将の話とか、神道とか、調べることたくさんあるじゃないですか、ヤッターーーーー!
しらべもの大好き!! 
おらワクワクしてきたぞ!!!

ネットでも調べてみたんですが、正直、知識の物量で横っ面を叩かれるページがとっても多いので、編集され、整理された知識を頭に入れたいなと思って本を買ったのでした*2。 
というわけで、本当の初心者が最初に買っても理解できそうだなって思った本を、ネットと大型書店を梯子してざっと調べた結果を、ここに書いておきます。
 
 
 
いろいろ棚を見て、自分が最初に買ったのがこれでした。

図説・日本刀大全―決定版 (歴史群像シリーズ)

図説・日本刀大全―決定版 (歴史群像シリーズ)

 
本体2,100円と割とお高いんですが「刀の逸話・伝説エピソードが長めの文章で詳しく載っている」「刀の写真がカラーで豊富」という、私の譲れない二点を完全に満たしていたので、さくっと購入。写真は大きく美しい、歴史は押さえてある、刀のさわり方、鑑賞の仕方、打ち方、買い方、試し切りのやり方から、刀の差し方、掛け方、最後には用語事典がぎゅっとくっついていたりと、いたれりつくせりでした。いい本です!
色々いいんですが、特にこの、刀の実寸代写真ページがあるのすごく楽しい。
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ここまでしてもらえると、大きさが本当によくわかります。
その他拵えのほんとうに美しい刀がバンバンでかいサイズで見られて、眼福。これは安い買い物であった。
 
 
でも初心者向けの中ではかなり中身も値段もがっつりめなので、もっとやさしい一冊が欲しいって人は。 
日本刀 (別冊宝島 2288)

日本刀 (別冊宝島 2288)

こちらのムックが私はおすすめです。
写真は多く、全てカラーで載っていて、逸話伝説などのエピソードもモリモリある。バランスいい感じの一冊です。
なおかつ、本体価格800円というおやすさがよい!
 
 
価格や、発売日が最近であることもあって、たぶん一番手に入りやすくオススメされやすい文庫本がこちら。とはいえ、こちらの本には紹介されている刀剣の写真が一切なく、イラストも白黒で人物メイン。
紹介の文章も短め。
なので、けっこう人を選ぶ気がしました。私はあまりオススメしないけど、普段文字の本を読まないけど少し調べてみたい人、ほんとうに軽い最初の導入本が欲しい人。いちいちネットで検索するより、文庫本一冊にまとまってて欲しい人にはいいかも。
 
 
取り回しが良いサイズで入門本として素敵なのがもう一冊。
図解 日本の刀剣 (てのひら手帖)

図解 日本の刀剣 (てのひら手帖)

鞄に入れて、美術館、博物館で取り出して参考にするのが便利そうな一冊です。
名刀や伝承の紹介などはほぼありませんし、カラーページもほんのちょっと。
じゃあどこがいいのかというと、「写真では判別しにくい部分のつくりや見どころを、イラストによって明解に理解できるように工夫している」っていうところ。
植物なんかもそうですが、複雑な構造のものを理解するときは、イラストの方がはるかにわかりやすいんですよね。日本刀の絵を描きたい人におすすめです。
他、歴史や刀の作り方の紹介などもありますが、どれも極限までシンプルに、図版でわかりやすく、まったくの初心者でも頭が追いつかないことのないように整理されていて、詳しくなった後も確認にさっと取り出しやすいだろうと思う。
 
 
逆に伝承をがっつり知りたい場合には、こちら。
名刀伝説 (Truth In Fantasy)

名刀伝説 (Truth In Fantasy)

根の深いオタクの家にいつの間にか入り込んできてしまうTruth In Fantasyシリーズ*3の一冊。完全に日本刀の伝承に特化しています。
伝承のイメージイラストのみで、刀剣の写真やイラストはなし。
すごくいいなと思うのは、伝説化・創作物上の誇張表現やその結果ついたイメージと、実際の話を分けて両方書いてあること。
どっちかっていうと字書き向きの情報ほしいよって人のための本かもしれないですね。
 
 
もう一つ字だけの本を紹介します。これも自分で買いました。
日本刀―日本の技と美と魂 (文春新書)

日本刀―日本の技と美と魂 (文春新書)

日本刀という文化を一切合切ご紹介、という感じの堅い系の新書です。
絵とか写真は一切無く、元東京国立博物館刀剣室長さんの、圧倒的知識がばかすか出てくる。
ばかすか来ますが、ちゃんと順を追っていて、理知的な文書なので、難しめの内容ですが、ぱっと開いた初見の印象よりも読みやすい本です。
どちらかというと二冊目以降に知識をきちんと入れていくときにいいかも。
 
 
もー知識とかいいから、なんかたのしい刀の話をききたいだけだし!って時には、マンガがいいとおもいます!!
かまたきみこ先生のマンガは普通に読んでもすごくおもしろいですが、刀に萌えながら読むとさらにおもしろくなって大変です。
刀鍛冶の家に生まれた研ぎ師の高校生が、実は刀の魂を人の形で見ることが出来てという筋で…ようするに刀擬人化ですね。気が弱そうながら、変に芯がつよい主人公が、刀の都合に巻き込まれ、それを慕ってくれる刀たちや、問題となった刀との対話によって解決していく話。つまり、しゃばけが好きな人はぜったいに好きだとおもう。
あと、日本刀が身近にある生活が描かれているのが、個人的にはすごくぐっとくるポイントでした。
なんかもう普通におもしろいマンガなので、おすすめです。
 
 
 
ざっと、いいなって思ったのはこれくらいですね。
メンテの時の時間つぶしなどに、参考になれば幸いです。

*1:現状、唯一のレア5です。自慢です

*2:Wikipedia日本刀項目のスクロールバーの小ささ!

*3:気がついたら増えてるよね なんでかな……